Last Updated on 2025年11月23日 by もうすぐアンクルグランマ
こんにちは、もうすぐアンクルグランマです。
2025年11月28日(金)、映画「栄光のバックホーム」がいよいよ公開されます。
実在の人物である、横田 慎太郎さんが主人公です。
横田 慎太郎さんは、鹿児島県出身、野球の名門である鹿児島実業高校で活躍し、甲子園出場は逃したものの、2013年、18歳でドラフト会議で2位指名を受け阪神タイガースに入団、翌年からプロ野球界でプレーするようになり、将来を期待されていました。
しかし、2017年、21歳のときに脳腫瘍を発症します。
闘病をしながら復帰を目指しましたが、視力が回復せず、2019年9月、24歳でプロ野球界を引退しました。
そんな横田さんを演じたのは、新人俳優の松谷 鷹也(まつたに たかや)さんです。
今回の映画主演をきっかけに注目を集め、今後の活躍が期待される松谷 鷹也さんについて、年齢や身長、学歴、出演作などを調べてまとめてみました。
近日、あの「徹子の部屋」にも出演されるそうです。
気になる方は、ぜひご覧ください。
俳優 松谷 鷹也のプロフィール
・名前:松谷 鷹也(まつたに たかや)
・年齢:31歳(2025年11月現在)
・生年月日:1994年1月22日
・出身:神奈川県
・身長:184cm
・体重:74kg
・学歴:学校法人松韻学園福島高等学校(学法福島高校)・常磐大学中退
・家族:松谷 竜二郎(元プロ野球選手)
俳優 松谷 鷹也の出演作
<映画>
:「HIGH&LOW」シリーズ
・「THE MOVIE2 END OF SKY」(2017年)
・「THE MOVIE3 FINAL MISSION」(2017年)
「掟の門」(2022年)
「続・掟の門」(2022年)
「TOKYO RED 鉛丹」(2023年)
・その他、ドラマやバラエティ番組の再現ドラマ、舞台などに出演。
俳優 松谷 鷹也が映画「栄光のバックホーム」の主役 横田 慎太郎役を演じるまでの軌跡
野球人生の挫折から俳優の道へ
松谷 鷹也さんは、巨人の投手だった父・松谷 竜二郎さんや兄にあこがれ、小学2年から野球をはじめました。
中学から硬式でプレーするようになり、高校は野球の強豪校である学法福島高校から声がかかり、同校野球部に入部、投手兼外野手として活躍しました。
神奈川に住む父からのアドバイスも受けながら、野球の道に邁進、2010年秋、高校2年の時には東北大会に進み、大谷 翔平選手のいた花巻東高校と1回戦で対戦し、勝利したこともありました。
そんな野球人生を歩む中、松谷さんが高校3年生に上がる目前、誰もが忘れもしない2011年3月11日、福島で東日本大震災を経験しました。
しばらくは野球の練習もできず、ボランティアとして過ごす日々。
野球のために福島県外から集まっていた部員達は散り散りとなり、春の大会は中止、夏に行われた福島大会はベスト8で終わりました。
高校を卒業してからも、プロになることを目指し、常磐大学の硬式野球部に所属し野球を続けました。
しかし、半年で肩を痛め、野球を続ける気力も失い、大学も中退、実家に戻りました。
引きこもった生活を送る中、兄にすすめられた「仮面ライダーアギト」をみて、そこで活躍するヒーローの姿に心を動かされます。
元々松谷さんがプロ野球選手を目指したのは、プロ野球選手は人を勇気づけられる仕事だと思っていたからでした。
俳優という仕事も、人を励ましたり勇気づけたりすることができるのだということを実感し、松谷さんは、俳優業に興味をもつようになりました。
そして、184cmの長身を生かしモデルをしたり、また他の仕事もかけもちしつつ、俳優を目指しはじめました。
秋山 純監督との出会いと役作りの挑戦
そんな中、映画「栄光のバックホーム」の監督でもある、秋山 純監督と出会います。
秋山 純監督のもと、松谷 鷹也さんは裏方の仕事もつとめ、映画の現場を学びました。
2022年公開の映画「20歳のソウル」(出演:神尾 楓珠・尾野 真千子ほか)では制作部に参加、2024年の映画「乱歩の幻影」(出演:結城 モエ・高橋 克典・常磐 貴子ほか)では、助監督をつとめました。
2021年、横田 慎太郎さんの自伝「奇跡のバックホーム」映画化のプロジェクトがもちあがったとき、野球選手の役をすすめられ、松谷さんは再度野球を始めました。
そして、この役が正式に決まると、役作りのため、広島の社会人硬式野球チーム(福山ローズファイターズ)で練習生となり、そこで本格的に体を作り、体重は20kgも増え、94kgにも達しました。
横田 慎太郎さんとの関わり
2021年夏、松谷 鷹也さんと横田 慎太郎さんは、オンラインで交流をはじめました。
2人は、ともに父がプロ野球選手だったこと、左打ちの左投げという共通点もあり、打ち解けていきます。
交流がはじまったのち、横田さんは松谷さんに自分が使用していたグラブを贈りました。
当時はコロナ禍であり、初対面を果たしたのは翌年2022年の春でした。
対面の時、松谷さんはそのグラブをもって、横田さんの住む鹿児島まで会いに行きました。
横田さんは闘病中にもかかわらず、自分が多くの人に助けられた経験から「今度は自分が支えたい」と考えていることを語りました。
彼の思いを知り、そんな彼の人柄に引き込まれた松谷さんは、その後も彼の元へと通いました。
松谷さんは、映画の撮影の時も、横田さんから譲られたグラブをそばに置き、2025年10月、東京国際映画祭でレッドカーペットを歩くときも、そのグラブを手にしていました。
横田 慎太郎さんは、映画公開の2年前となる2023年の7月、神戸のホスピスでご家族に見守られながら、28歳の若さで亡くなりました。
松谷さんは、横田さんの思いを胸に、映画を通してその生き様を多くの人に届けようとしています。
付記:映画「栄光のバックホーム」と主題歌「栄光の架橋」について
映画「栄光のバックホーム」の主題歌は、ゆずの名曲「栄光の架橋」です。
この曲は、横田 慎太郎さんの選手時代、彼の登場曲でもあり、闘病中も心の支えとなりました。
横田 慎太郎さんが亡くなった約2ヶ月後、2023年9月14日、阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝を決めた日、横田さんと同期で阪神タイガースに入団した岩崎 優投手が9回表でマウンドにあがる際、この曲が甲子園球場に流れ、そこにいた4万人の観客が大合唱をしました。
まとめ
以上、俳優・松谷 鷹也さんについて、複数の公開記事を参考にまとめてみました。
松谷さん自身も、どうにもならない壁にぶつかり、挫折を味わいながらも、それでもそこから立ち上がって俳優の道へすすんだことがわかりました。
だからこそ、思いを通わせたり、届けたりすることができる。
松谷さんも、一人の人間として野球人生を歩み、挫折を味わい、苦しんだからこそ、横田 慎太郎選手の気持ちに寄り添えたのでしょう。
横田さんから受け取った思いや生き様を、一人でも多くの人に届けたいと望んでいるのだと思います。
松谷さんは、映画の中で横田 慎太郎さんとして生きたことで、彼の思いを引き継ぎ、これからも俳優として人に勇気を与えられるような人であり続けるだろうと確信しています。
松谷 鷹也さんはSNSで発信をしていますが、そこでは映画「栄光のバックホーム」について投稿されており、彼の強い思いが込められています。
飾ることなく、とても真面目で真摯に向き合っている、まっすぐな彼の人柄が伝わります。
ぜひチェックして、彼の思いに触れてみてください。
彼の今後のさらなる活躍が楽しみです。
ここまで読んでいただき、どうもありがとうございました。
なにかのお役に立てれば幸いです。
またどこかでお会いしましょう。
もうすぐアンクルグランマでした。


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