野田洋次郎が俳優として出演した映画やドラマは?作品まとめ

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こんにちは、もうすぐアンクルグランマです。

ロックバンド「RADWIMPS」のボーカルとして活躍している野田 洋次郎さん。

NHK連続テレビ小説「あんぱん」の主題歌としての『賜物たまもの』も含め、ポップな曲からバラードまで、幅広く独自の世界観をもって、多くの人々の心に響く曲を輩出しつづけています。

そんな野田 洋次郎さんですが、俳優としても活躍されています。

今回は、俳優としての野田 洋次郎さんに注目し、映画やドラマの出演作をまとめてみましたので、ぜひご覧ください。

野田 洋次郎さんのプロフィール

野田 洋次郎さんは、1985年7月5日生まれの、現在40歳(2025年7月時点)です。

東京都出身で、身長は180cmと長身、血液型はA型です。

幼少期は海外に住んでいた時期もあり、桐蔭学園高等学校を卒業、慶應義塾大学の環境情報学部を中退しています。

小学校5年生からギターの演奏をはじめ、中学ではバスケットボール部に所属していました。

現在は、ロックバンド「RADWIMPS」のボーカル、ギター、ピアノを担当をしています。

「RADWIMPS」は、海外ツアーを行うほど世界にも知れ渡っており、曲は、映画やドラマ、テーマソングになったりもしています。

ほとんどの曲で、野田 洋次郎さんが作詞・作曲を手がけており、日本語の歌詞はもちろん、全編、英語の歌詞の曲も出しています。

シンガーソングライターとして、ほかのアーティストへの楽曲の提供やコラボと、活躍の範囲は幅広いです。

「illion」という名義で、ソロ活動もしています。

野田 洋次郎さんの出演した映画

トイレのピエタ - 主演・園田 宏 役(2015年)

「トイレのピエタ」は、漫画家の手塚 治虫さんが、死の間際まで綴っていたという病床日記に作品の構想があり、それをもとに、監督の松永 大司さんがオリジナルで脚本をつくりました。

野田 洋次郎さんの俳優デビュー作品であり、主演作品です。

この作品で、野田さんは、余命3カ月を宣告された青年を演じました。

その演技力は高く評価され、第39回日本アカデミー賞の新人賞、第70回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を受賞しました。

俳優デビュー作で初主演、しかも賞まで受賞するなんて、野田さんの演技が、たくさんの人の心をうったのはいうまでもありません。

なぜ野田さんが主人公を演じることになったのか。

この主人公は、設定が28歳、そして絵を描く人であるため、ミュージシャンがいいのではないかということで、28歳前後のミュージシャンをリストアップ、その中から選ばれました。

松永監督は、野田さんの書く歌詞の世界観、歌っているときにみせる艶っぽさに、「生きることと死ぬこと」をテーマにしたこの作品と通じているものを感じ、野田さんを起用したのだそうです。

そして、その主人公と出会う女子高生を、当時17歳だった杉咲 花さんが演じています。

私もこの作品をみたことがあるのですが、はじめての演技であるにもかかわらず、共演した杉咲 花さんや他の俳優の方々と、まったく違和感なく馴染んでいて、そこにいたのは、野田さんではない別の人間であり、「園田 宏」という青年でした。

この映画の不思議な世界観に引き込まれ、今も心に残っており、私には忘れられない作品となっています。

映画の主題歌は、RADWIMPSの「ピクニック」という曲です。

リップヴァンウィンクルの花嫁 - カメオ出演(2016年)

「リップヴァンウィンクルの花嫁」は、主演、黒木 華さん、監督は岩井 俊二さんで、友人である野田さんに、岩井監督が直接オファーをして、出演が実現しました。

劇中で、野田さんは、黒木華さん演じる主人公と、歌手のCoccoさん演じる友人が訪れるお店のピアニストとして登場しています。

2人が歌を歌うシーンで、森田 童子さんの「ぼくたちの失敗」、荒井 由実さんの「何もなかったように」という曲を、野田さんがピアノで演奏しています。

映画の中で、この3人の組み合わせで、また選曲がなんともいえず、こんなシーンかあるなんて、貴重としか言いようがありませんね。

さすが、岩井 俊二監督。

中山 美穂さんと豊川 悦司さんが出演した不朽の名作「Love Letter」を生み出した監督です。

野田さんも、岩井 俊二監督作品が大好きということも、オファーを受けた理由なのだそうです。

犬ヶ島 - ニュースキャスター 役(声の出演)(2018年)

「犬ヶ島」は、ウェス・アンダーソンが監督を務めたストップモーションアニメで、野田さんはニュースキャスターとして、声で出演しています。

ストップモーションアニメというのは、あまり馴染みのないアニメーションですが、特徴しては、静止しているものを少しずつ動かしながら、1コマずつ撮影することで、まるでそれが動いているかのように見せる技法で作られています。

代表的な作品としては、「ひつじのショーン」や「ピングー(PINGU)」が知られていますね。

普通のアニメとはちがうので、この作品自体、とても興味深いです。

淡々としゃべるニュースキャスターな感じが、イメージぴったりですね。

泣き虫しょったんの奇跡 - 鈴木 悠野 役(2018年)

「泣き虫しょったんの奇跡」という作品は、将棋棋士、瀬川せがわ 晶司しょうじさんの自伝を映画化したものです。

小学生のころから将棋一筋でプロ棋士を目指していたにも関わらず、年齢制限の壁にぶつかってしまい、プロの道を絶たれたことで、いったんは将棋の世界から離れたものの、再び将棋の道に進んで夢に挑み、35歳にして新人という異例中の異例としてプロ棋士となった瀬川さんの半生を描いています。

松田 龍平さんが、主人公である瀬川 晶司さんを演じましたが、野田さんはその主人公の親友であり、最大のライバル、という役でした。

松田 龍平さんと野田 洋次郎さんは、実は普段から仲のいい友達です。

豊田 利晃監督が、この二人と飲みの席を供にしたことがあり、その二人の雰囲気を見て、このキャスティングを思いついたのだそうです。

リアルでも、友達である2人だからこそ出せる空気感、感情表現があるのかもしれません。

キネマの神様 - 若き日のテラシン 役(2021年)

「キネマの神様」は、松竹映画100周年を記念した作品であり、山田 洋次さんが監督をつとめました。

もとは、志村 けんさんがW主演で出演予定でしたが、当時世界中で大流行していた新型コロナに感染、肺炎でお亡くなりになってしまいました。

日本中が悲しみに暮れる中、沢田 研二さんが、志村けんさんの遺志を引き継ぎ、代役として主演されました。

野田さんは、W主演である菅田 将暉さんの盟友を演じています。

野田さんと、二人一役で、一人の人間を演じた小林 稔侍さんは、野田さんの演技をとても絶賛されていたそうです。

山田監督の提案で、劇中ギターを演奏したり、撮影準備中に場を和ませようとギターを弾いていたら、それがBGMに使われた、ということもあったそうです。

巨匠の山田 洋次監督や、大御所俳優の小林 稔侍さんまでをも唸らせて、どんな演技をしているのかとても興味深いですね。

主題歌は、RADWIMPS feat. 菅田 将暉さんの「うたかた歌」です。

野田さんが、この映画にどれだけ必要とされた存在かがわかりますね。

野田 洋次郎さんの出演したドラマ

100万円の女たち - 主演・道間 慎 役(2017年)

「100万円の女たち」では、主人公である売れない小説家・慎を演じており、素性の知れない5人の美女達と同居、毎月100万円をもらって、彼女達の世話をする、という、奇妙な共同生活を描いたミステリードラマです。

1人の美女でも不思議なのに、5人もなんて、美女たちとの関係は一体どうなっていくのでしょうか!?

現実にこんなことがあるのかどうかわかりませんが、ミステリーだけに、とても気になるドラマですね。

ハロー張りネズミ - 謎の依頼人 役(2017年)

「ハロー張りネズミ」は、弘兼 憲史さん原作の人気漫画を実写化したもので、主演は瑛太さんで、深田 恭子さんや森田 剛さんも出演していました。

この作品で野田さんは、ドラマの主題歌「ユメマカセ」を、SOIL & “PIMP” SESSIONSのメンバーと共同で制作し、歌詞と歌を担当しており、最終話のみの出演でした。

主題歌を担当したアーティストがドラマに出演することは他でもありますが、主題歌の良さと、野田さんの俳優としての演技力が認められているからこその出演であると思われます。

dele - 日暮 裕司 役(2018年)

「dele」(ディーリー)は、山田 孝之さんと菅田 将暉さんがW主演したドラマです。

「dele」とは、「削除」という意味で、デジタル遺品にスポットをあてた、1話完結となっています。

依頼を受けて、その依頼人の死後、デジタル遺品を削除していくという仕事を担った主人公たちが、その依頼人の人生や秘密に触れ、様々な謎や真実を解き明かすことになっていくという、現代ならではのデジタル社会を扱った作品です。

第4話に登場する、かつて天才超能力少年だった男を演じています。

SNSでは、とても魅力的な演技で存在感がすごかった、と、その演技は反響を呼びました。

1話の出演で反響を呼ぶなんて、やっぱりすごいとしか言えませんね。

エール - 木枯 正人 役(2020年)

「エール」はNHKの朝ドラで、窪田 正孝さん演じる主人公と、同じく作曲家で古賀 政男さんをモデルにした人物を演じました。

ヒット曲を連発する作曲家であったため、まさに適役、しかも、その役で、繊細な感情を表現する演技をして、魅力を発揮しました。

実際の野田 洋次郎さんと重なる部分が多く、役としてだけではなく、野田さん自身の経験に基づいての表現力で、深みを増していたのではないでしょうか。

朝ドラに出演している時点で、もう十分な俳優さんと言えますね。

舟を編む 〜私、辞書つくります〜 - 馬締 光也 役(2024年)

「舟を編む 〜私、辞書つくります〜」は、作家・三浦しをんさんによる原作小説をもとに作られた作品で、野田さんは、馬締 光也(まじめみつや)という、名前のとおり、まじめな辞書編集書を演じています。

営業から辞書編集部へ異動してから、十何年も辞書作りに情熱を注ぎ続けてきた、という役どころです。

池田 エライザさん演じる、元ファッション編集部からきたみどりという女性とともに、辞書「大渡海」を完成させるまでの物語です。

2024年、BSで放送されると、このドラマは大きく話題を集め、ギャラクシー賞入賞など、高い評価を受け、地上波でもNHK総合テレビで、ドラマ10として、2025年6月17日(火)から放送となっています。

BSからの地上波放送は、そう度々あることではないですし、賞も受賞されていることから、これもみる価値が大いにある作品ですね。

夜の道標 -ある容疑者を巡る記録- -阿久津 弦 役

2025年9月14日から、WOWOWプライム / オンデマンドで放送・配信される新ドラマ「夜の道標 -ある容疑者を巡る記録-」に出演することが発表されています。

このドラマは、ミステリー作家の芦沢あしざわようさんの同名小説「夜の道標」を原作として、森 淳一監督が実写化しました。

吉岡 秀隆さんが、逃亡中の犯人を追う刑事を演じています。

そして、野田さんが演じるのは、その追われる犯人、多くの証拠を残しながら、2年にもわたって逃亡し続ける殺人事件の容疑者、阿久津 弦です。

今までとはまた全然違う役柄です。

野田さんは、この脚本を読んで、引きずり込まれる感覚があり、今まで演じてきたどんな役とも違う難しいものになると想像しながらも、「この作品に関わりたい」と強く思ったそうです。

野田さん自身が惹かれた作品ということで、ドラマ自体とても興味深いです。

そして、野田さん演じる殺人犯(容疑者)とは!?

そして逃亡の果ての結末は・・・!?

放送が待ち遠しいですね。

まとめ

【映画】
・トイレのピエタ(2015年6月6日公開) – 主演・園田 宏 役

・リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年3月26日公開) – カメオ出演

・犬ヶ島(原題:Isle of Dogs)(2018年5月25日公開) – ニュースキャスター 役(声の出演)

・泣き虫しょったんの奇跡(2018年9月7日公開) – 鈴木 悠野 役

・キネマの神様(2021年8月6日公開)- 若き日のテラシン 役

【ドラマ】
・100万円の女たち(2017年4月14日 ~6月30日、テレビ東京) – 主演・道間 慎 役

・ハロー張りネズミ 最終話(2017年9月15日、TBS) – 謎の依頼人 役

・dele 第4話(2018年8月17日、テレビ朝日) – 日暮 裕司 役

・エール (2020年3月30日 ~9月30日、NHK総合) – 木枯 正人 役

・舟を編む 〜私、辞書つくります〜(2024年2月18日 ~4月21日、NHK BS・BSプレミアム4K) – 馬締 光也 役

・夜の道標 -ある容疑者を巡る記録- -阿久津 弦 役(2025年9月14日~)

以上、俳優としての野田 洋次郎さんが出演している作品をまとめてみました。

2015年の映画での俳優デビューから、RADWIMPSの活動と並行して、様々な映画、ドラマに出演している野田 洋次郎さん。

どの作品でも、見ている人の心をとらえる演技で、そのさらなる魅力を発揮しています。

音楽活動はもちろんのこと、俳優としての野田 洋次郎さんも注目です。

これから、どんな作品に出演し、どんな役を演じて、どんな演技をみせてくれるのか楽しみです。

ここまで読んでいただき、どうもありがとうございました。

なにかのお役に立てれば幸いです。

またどこかでお会いしましょう。

もうすぐアンクルグランマでした。

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