2025年5月17日、いよいよ世界卓球が、カタールのドーハで開幕しました。
みなさんは、注目選手はいますか?
私は、なんといっても、松平賢二選手です。
日本の卓球は、世界でも高いレベルを誇り、日本の卓球競技人口は、競技登録者だけでも30万人近くいるそうです。
その中で代表をとれるのは、数字で見てもわかるように、ごくわずか。
今回、日本代表として、世界卓球に出場できるのは、男女あわせて13人。
男子は、たったの6人です。
卓球のみならず、若い選手が続々と進出してくるスポーツの世界。
世界卓球の日本代表選手も、ほぼ10代から20代前半の若い選手たちばかりです。
そんな中で、なんと12年ぶりに、見事、日本代表に返り咲きした、ベテランの松平賢二選手。
松平賢二は、じつは水谷隼さんの同級生で、同じ年です。
そして、守るべき家族のいる妻子持ちです。
そんな松平賢二選手について、水谷隼さんとの関係性や、妻、子供について、彼がどんな選手なのか、まとめてみましたので、ぜひチェックしてみてください。
水谷隼さんの同級生、松平賢二選手とは?
松平賢二選手は、現在36歳(2025年5月現在)、協和キリンに所属しています。
1989年4月6日生まれ、石川県七尾市の出身です。
実家は、「松平スポーツ」という卓球用品店と卓球教室を営んでいます。
松平家は、卓球一家として知られ、兄は店を継ぎましたが、次男である松平賢二選手、そして弟の松平健太さん、妹の松平志保さんは、ともに卓球選手であり、2013年の世界卓球選手権では、3人一緒に日本代表入りを果たしました。
松平賢二選手は、元々は地元の中学に通っていましたが、卓球の道へ進むことを決め、中学3年生の9月、弟の健太さんとともに、日本最高峰の卓球の名門、青森山田中学に転校しました。
在学中に弟の健太選手とペアを組んで、全日本男子ダブルスで優勝したこともあります。
そして、その青森山田中学で、ともにプレーしたのが、水谷隼さんでした。
その後2人は、青森山田高校に進学し、同級生として、卓球の世界でも、切磋琢磨しあってきたのです。
インターハイでは、3年生の時に水谷さんとペアを組んで、男子ダブルスで優勝しました。
松平賢二選手は、高校を卒業して、青森大学に進学、2008年、全日本大学総合卓球選手権大会(インカレ)で、男子シングルス、男子ダブルスの2冠も達成、翌年の世界卓球横浜大会で日本代表に初選出され、2011年、2013年にも世界卓球日本代表入り、男子ダブルスベスト8などの成績を残しました。
2009年の第18回日本卓球リーグ・ビッグトーナメントでは、男子シングルス決勝で、松平賢二選手と水谷準さんが対戦し、フルセットの末、松平選手が水谷さんを破って、優勝を勝ち取りました。
松平選手は、国内大会で優勝を重ねつつ、協和キリンに所属、日本リーグに出場、最近では、オーストリアにおける卓球の最高峰リーグ戦といわれるブンデスリーガにも参戦したりと、国内外で活躍しています。
一方、水谷隼さんは、明治大学に進学、国内外の大会で成績を残し、日本代表としても数々の試合で大活躍、2021年、東京オリンピックにて、混合ダブルス金メダル、男子団体銅メダルを獲得しました。
そのオリンピックの後、視野全体に砂嵐のような点がちらつく「ビジュアルスノウ」と呼ばれる目の異常を理由に、水谷さんは現役を引退し、今は、タレントやスポーツキャスターとして活躍されています。
松平賢二選手と水谷隼さんは、今も一緒に食事に行ったりする仲だそうで、松平賢二選手の世界卓球の代表が決まったことについて、水谷さんも、とても喜んでいたそうです。
中学のときから、親元を離れて、同じ場所で寮生活をし、ともに卓球に向き合い、お互い切磋琢磨しながら、青春時代を過ごし、一緒に汗も涙も流してきたことでしょう。
世界卓球選手権でも、ともに日の丸を背負った仲間であり、彼らの絆は、とても強いはずです。
松平賢二選手の世界卓球日本代表への返り咲きは、水谷隼さんにとっても、心からうれしい出来事だったに違いありません。
松平賢二選手の妻(嫁)はどんな人?
松平賢二選手は、2015年、ひろみさんという方と結婚(入籍)しました。
以下は、結婚式について、松平賢二選手ご本人のXの投稿です。
お二人とも、とてもステキな笑顔で、お幸せそうですね。
こちらまで思わず笑みがこぼれます。
結婚相手のひろみさんについて、くわしいことはわかりませんでしたが、不確かではありますが、卓球の経験者であるようです。
「松平賢二 ひろみ」で検索したところ、とあるFacebookの投稿を発見、ひろみさんの旧姓が「森○」さんであることが予想され、「森○ひろみ 卓球」で検索すると、「日本卓球協会」段位取得者一覧神奈川県の名簿に「森○ひろみ」さんのお名前がありました。
もしかしたら、同一人物かもしれません。
馴れ初めなどもわかりませんでしたが、もしかしたら、妻であるひろみさんも、卓球の経験者であり、卓球を愛している人なのでしょうか。
そうすると、松平賢二選手にとって、卓球選手としても理解があり、支えとなってくれているような存在なのではないかと、想像してしまいますね。
いづれにしろ、返り咲きを果たした松平選手を支える、頼もしい女性であることは間違いありません。
松平賢二選手の子どもについて
松平賢二選手には、2人のお子さんがいます。
2018年8月に「すず」ちゃん(現在6歳)、2023年12月に「れお」くん(現在1歳)が誕生し、その2人のお子さんと、妻であるひろみさんとの暮らしは、じつに幸せそうで、松平賢二選手のXにも登場しています。
こんなことしてくれる奥さん、そしてこんなにかわいい子ども達がいたら、それはがんばっちゃいますよね。
どれだけ松平選手の背中をおしてくれることか。
若手に負けず、頑張り続けることができるのは、賢二パパを支えてくれる家族の存在がきっと大きいのでしょう。
これからも、ステキなパパとして、きっと大活躍をみせ続けてくれることでしょう。
そして、松平卓球一家のもとに生まれた2人のお子さんは、パパが卓球で活躍すること、パパが日々努力する姿を見守っています。
そんなパパの背中を見て、もしかしたら、卓球をはじめたりするのでしょうか??
素質は十分にあると思いますので、卓球にかぎらないとしても、2人のお子さんが、これからどんなふうに成長していくのか、それも楽しみなところです。
松平賢二選手のすごさとは?
世界卓球の舞台に再び返り咲いたベテラン、松平賢二選手。
世界ランクは、450位(2025年5月現在)です。
世界卓球の種目、シングルに出場するのは128名です。
松平選手は、その中の1人ということになります。
これまで、各大会で好成績を残してきたため、順調のようにもみえますが、卓球の道に本格的に進み始めた青森山田中学時代、彼はとても苦しんだと思われます。
青森山田中学の卓球部は、完全な実力主義なのだそうです。
水谷隼さんをはじめとしたエリートに囲まれ、そこで生存競争のように卓球に向き合うことは、ただならぬ努力が必要だったことでしょう。
その中で「続ける」ということ。
青森山田中学の卓球部の練習は、年功序列的な練習ではないので、自分で練習相手をみつけたりしなければならないそうです。
それぞれが、自分の実力をあげるために必死で戦っている中、自分より弱い相手と練習してくれる人はなかなかいません。
まだまだ実力がない自分と練習してくれる相手を得る、そして、そのエリート達の実力に近づくにはどうしたらいいのか、どうやったら勝てるのか、考えて考えて動いていた日々だったのではないしょうか?
その、まだ10代の若い頃、いかに強くなるかを突き詰め続けた経験が、36歳になっても、結果を出せることにつながっているのではないかと思います。
2024年、アジア卓球選手権兼2025年世界卓球選手権アジア大陸予選会日本代表選手選考会の男子シングルスで、松平賢二選手は優勝しました。
準決勝で、16歳の吉山和希選手をゲームカウント3-1で、決勝では、17歳の松島輝空選手を3-2で破っての優勝でした。
20歳も年が違えば、体力の差や若い体に比べた体の衰えは、確実にあるはずです。
しかし、それをものともしない、それをはるかに上回るものを、松平選手はもっていて、それは経験でもあるかもしれませんが、絶対的な努力の賜物です。
松平賢二選手といえば、筋トレなどのトレーニングも怠りません。
自身のYouTubeチャンネル「全力チャンネル」でも、そのトレーニングの様子を披露しています。
YouTubeチャンネル:松平賢二 全力チャンネル
また、プレースタイルも、最初はフォアハンド主戦のスタイルでしたが、バックハンドの技術も向上させ、今は両ハンドプレーの技術も身につけています。
鍛えあげた筋力での俊敏なフットワークや豪快なドライブ、そして、サーブも多彩で、技も磨き続け、今も進化し続けているのです。
松平選手は、世界卓球に向けて、日本代表選手団の記者会見で、「私らしく、渋さとフレッシュさと、そして、がむしゃらさを存分に発揮して、1試合でも多くプレーできるように頑張って参ります」と話していました。
また、成績の目標としては、松平選手が出場した世界卓球の成績が、前々回では2回戦敗退、前回では1回戦敗退であったため、今回は2回勝ちたい、とも語っています。
世界の厳しさを知っているからこその目標だとは思いますが、1試合でも多く、返り咲いたベテラン松平賢二選手の活躍がみたいところです。
松平賢二選手についてのまとめ
・松平賢二選手は、現在36歳(2025年5月現在)、協和キリンに所属。
・1989年4月6日生まれ、石川県七尾市の出身。
・実家は、卓球用品店、卓球教室経営で、弟、妹も、日本代表経験のある卓球選手。
・水谷隼さんとは、名門青森山田中学、高校の同級生でもあり、ともに日本代表として戦ってきた仲間、今も一緒に食事に行ったりする仲。
・松平賢二選手の妻は、ひろみさん。詳細は不明。
・松平賢二選手の子どもは2人。
・松平賢二選手のすごさは、ベテランの経験と、年齢をカバーする筋力、技術の習得、そして、進化し続ける強さ。
以上、松平賢二選手について、でした。
試合なので、結果も大事ではありますが、松平賢二選手の生き方や、これまでの軌跡のいうものは、きっと若手の選手たちにとっても、多大な影響を与えるに違いありません。
スポーツ選手は、その道で生きていくために、並々ならぬ苦労や努力を重ねていて、でも、結果がものをいう世界でもあります。
それにどう向き合っていくのか、どう立ち向かっていくのか、そんな姿に感動をおぼえ、自分と照らし合わせて、若い選手達はもちろん、みている私たちも、勇気をもらえるのではないでしょうか。
今回は、松平賢二選手に注目してみましたが、様々な選手の、それぞれの生き方みたいなものにも着目しながら、スポーツをみてみたら、すごく世界がひろがるように感じました。
ほんとうに、みんな、ぜひ頑張ってほしいです。
ここまで読んでいただき、どうもありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。
もうすぐアンクルグランマでした。
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